2005-12-01 夜の木漏れ日 尻切れトンボの青空を 妨げさえする雨なのだった 冬の匂いはなじみが深い あめつちが逆転するような日差しと 泡立つ皮膚を逆撫でる雨と ゆらゆら消える虹なのだった紫煙によって黄色に染まった真白い壁は 素晴らしい速度で近づくかにみせ 恐ろしい早さで遠ざかる とも違う恐怖 真白いことがただ怖かった 怖いというより途方に暮れた だって こんなにも壁